グアーガム酵素分解物の研究成果を発表/太陽化学

2021年5月24日

脂肪性肝疾患の進行抑制を確認

太陽化学(三重県四日市市)が供給するグアーガム酵素分解物「サンファイバー」はインド原産のグァー豆を酵素分解し精製した水溶性食物繊維原料。「善玉菌(ビフィズス菌)を増やして腸内環境を良好にする機能」「やや軟らかめの便を改善しておなかの調子を整える機能」などのヘルスクレームで機能性表示食品の届出が受理されている。

同素材の研究では京都府立医科大との研究で新たに脂肪性肝疾患の進行を抑制する働きがあることが明らかになった。

脂肪性肝疾患の原因の一つに、腸管バリア機能の低下によるエンドトキンの血液中への流出が関わっていると考えられている。この研究では、腸管バリア機能が低下したマウスにグアーガム酵素分解物を摂取させたところ、腸管バリア機能が維持されエンドトキシンの流出が抑制されたことが確認された。これによりグアーガム酵素分解物による脂肪性肝疾患の進行抑制の可能性が示唆された。

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