スポーツ分野で幅広いユーザー層へ提案/ ニュートリション・アクト

2021年7月19日

ニュートリション・アクト(東京都中央区)では「オレアビータ」「メロングリソディン」など独自性のある機能性原料を供給している。運動パフォーマンスを高める働きによってスポーツニュートリションの分野でも採用が拡大している。

オレアビータは受容体TGR5を刺激することで、体内のエネルギー産生を担うミトコンドリアの増殖・活性化する機能性原料。軽度肥満の日本人男性を対象に行った二重盲検試験では、筋肉量を維持しつつ有意な体重減少および体脂肪率の減少を確認した。さらに、健常な男女を対象に行った二重盲検試験では、オレアビータを8週間摂取させたところ、軽い運動後の脂肪燃焼効率がプラセボ摂取群と比較して有意に高まることが明らかになっている。

様々な剤形で使用することができ、プロテインなどスポーツ商材にも採用されている。ライト~ヘビーユーザー向けの製品へ幅広く採用され今後も引き合いの増加が期待されている素材だ。

この他にメロングリソディンは摂取によって生体内の抗酸化酵素を誘導して高める作用が確認されている。合宿中のボートチームのメンバーを対象とした試験では、6週間摂取してもらい、運動前後の血中のSOD活性やCRP量(炎症の指標)を測定した。その結果、同素材の摂取は、抗酸化活性を上昇し、炎症を抑制することが確認された。

また、健常者を対象に行った試験では、4週間の摂取前後で激しい運動負荷後の乳酸値の変化を評価した。その結果、メロングリソディン摂取後の運動後乳酸値が有意に減少することが分かった。

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