社説/機能性表示:肥満向け商材の市場性明るい

2021年10月20日

社説 / 機能性表示・肥満向け商材の市場性明るい

 10月1日号で報じた本紙調査記事「機能性表示・抗肥満製品市場」は、掲載後、資料として活用した企業もあったと聞いている。年間1280億円市場で機能性表示食品市場全体の4割超という数値は編集部でも驚きであった。一般的に制度そのものへの関心は当然高いものの、産業界の中だけで見た場合、注目はどうしても免疫や脳機能、疲労・運動機能そして新規性の高いヘルスクレームへの関心が高くなってしまう。しかし、一般消費者の購入という視点で考えると、脂肪関連や体重など肥満に関連した表示製品への需要がたいへん大きいものだと再認識させられた。 制度が始まる前まで、肥満対応商材と言えば〝ダイエットサプリメント〟として量販店の棚に派手なパッケージで並んでいたのが印象的であった。その中には本当に効果のあったものもあったのだろうが、薬事法(現・薬機法)や景表法で当局から目の敵にされることも多々あったのも事実。本紙でも機能性表示制度施行以前に厚労省や東京都など関係者からの話として、当時注視していた違反表示事例の代表格として「肥満」「がん」と即答されたことは一度だけでない。それほど肥満向け商材は監視する側から警戒されていたわけである・・・・・続きは10月15日号「ヘルスライフビジネス」をお読みください

関連記事