2021年3月期営業利益12億円 3期ぶりの黒字化/ライザップ

2021年5月24日

非対面型サービスの強化も奏功し新商品も続々展開

RIZAPグループ(東京新宿区)は14日、2021年3月期の決算短信を発表した。連結業績における売上高は前年比12.3%減の1696億4900万円である一方、営業利益は12億4100万円となり、3期ぶりの黒字となった。

同社ではコロナ禍における消費者の生活スタイルの変化に対応すべく従来の対面中心から非対面のサービスに対応し、グループ全体でECに注力した。この結果グループ会社のEC売り上げが大幅に拡大した。

ヘルスケア分野においてはパーソナルトレーニングジム「RIZAP」でメインとなるボディメイクプログラムの他に、運動、食事データを活用した健康増進プログラムやシニア層の体力年齢改善を目的としたプログラムを導入。新規会員数は前年比132%と拡大している。ボディメイク事業の売上高も緊急事態宣言の影響を受けながら3月は前年比99%まで回復している。

また、新商品の展開にも注力し、6月にはおやつカンパニーとコラボした「ライザップ×BODY STAR プロテインスナック」「ライザップ×BODY STAR 毎日食べるアミノショコラ」を全国で販売開始する。

同社では3期ぶりの黒字化で成長路線に回帰したとして今期2022年3月期の業績を営業利益70億円と予想している。

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