「糖質カット炊飯器」景表法違反のおそれも/国民生活センター

2023年3月20日

「糖質〇%カット」実際は大差なし

 国民生活センターは15日、「糖質カット」を表示する炊飯器5銘柄による調査結果を公表した。実際には表示する糖質カット率に及ばず、通常炊飯のごはんと糖質の量に大差が無いことから景表法違反のおそれがあると指摘した。

 国民生活センターによると、PIONNETには糖質カットを謳う炊飯器に関する相談が寄せられ、2017年以降250件に達する。「表示通り糖質がカットされているか疑わしい」「血糖値に変化が無い」といった相談が寄せられたことから、昨年10月に調査を実施した。

 調査では通販、家電量販店で販売されている糖質カット炊飯器6銘柄を対象に、通常炊飯と糖質カット炊飯で炊いたご飯の重量、水分、糖質を調べた。その結果、6銘柄全ての銘柄で糖質カット炊飯の方が糖質の割合が低かったが、含まれる糖質の量に大きな差が無いことが分かった。 また、4銘柄では広告等で謳っている低減率を満たされず、5銘柄のウェブサイト上では製品の利用により健康保持増進等の効果があると受け取れる記載があった。国民生活センターでは景表法違反のおそれがあると指摘している。


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