クローブ由来原料、CBD類似効果で切り替え期待/フィトファーマ

2023年9月29日

β-カリオフィレンの提案を強化

 フィトファーマ(横浜市中区、☏045-228-2775)では、アフリカ産のクローブエキスから抽出したβ-カリオフィレンなどさまざまな原料を取り扱っている。

香辛料などで古くから利用されているクローブ(丁子)

 β-カリオフィレンは、カンナビノイドの成分の一つで、近年注目されているCBD(カンナビジオール)と同様に体内のCB2受容体に作用することから、CBDと似た効果が確認されている。主に抗ストレスや睡眠効果、抗炎症、免疫賦活,抗うつ作用などの機能性が期待され、月経痛の緩和などからフェムテック向けとしても活用できる。

 基原料であるクローブは、香辛料やアロマオイルにも一般的に使用されており、大麻由来であるCBDに比べ、麻薬成分であるTHCの混入リスクがないことからイメージの良さも強みとなっている。同社ではβ-カリオフィレン80~92%含有で規格している。

 そのほか、同社では、非変性Ⅱ型コラーゲンやイミダゾールジペプチド、「Fish oil EPA36」などもラインアップ。

 同社の非変性Ⅱ型コラーゲンは、特許製法を用いて鳥軟骨から低温抽出した原料となっており、骨粗しょう症への効果や美容・美肌効果が期待されており、同社では現在拡販に力を入れている。

 抗疲労効果や筋持久力の向上効果が期待できるイミダゾールジペプチド(L-カルノシン)は、高純度の有機化学合成品。2019年に厚生労働省より国内第1号で輸入許可を受けている。天然由来とは異なり臭いや味に特有のクセがなく、高吸湿性なども問題がない。安定性も優れていることから製剤しやすいため高配合が可能だ。 「Fish oil EPA36」は、カタクチイワシから抽出しており、EPA36.0%以上、DHA24.0%以上、総オメガ3を65.0%以上で規格しており、中性脂肪低下、血流改善、脳機能などの効果が期待されている。


↓↓↓ 購読(電子版・紙版)のお申込みは以下よりお願いします ↓↓↓

ヘルスライフビジネス|株式会社ヘルスビジネスメディア (health-mag.co.jp)