協和薬品・蜷川新社長に聞く

2021年7月12日
協和薬品・蜷川新社長に聞く

錠剤、粉末、顆粒の受託製造を強化

 健食受託製造企業の協和薬品(富山市)の代表取締役に蜷川雄一氏(前・取締役統括部長)が5月21日付けで就任した。蜷川新社長に抱負などを聞いた。

―事業内容および昨今の業況について。

蜷川 当社は、健食GMP取得の自社工場(富山市)で、錠剤、粉末、顆粒などの生産設備を有し、小ロット~大ロットの生産に対応する健食受託製造企業です。ハラール認証取得の鮭卵巣外皮加水分解物「ドルソップ(HDLSOP)」をはじめとした当社独自の素材を用いたOEM提案も推進しています。おかげさまで昨今は、東南アジアなど海外向けに商品を展開する顧客からの受注や生産が増えています。また、自社での届出受理実績を生かした機能性表示食品の届出サポートや製造に関する案件も増加傾向にあります。

―健食受託製造企業として御社の特徴を教えてください。

蜷川 小回りの利く生産設備のもと小ロット~大ロットの生産に対応し、企画・提案から製造、アフターフォローまで幅広いサポート体制を敷いています。また、「ドルソップ」のほか、当社では植物性乳酸菌「ラブレ菌」、ナスの漬物由来ナノ型植物性乳酸菌「KH3」、スリランカ産コタラヒムブツエキス末(サラシアレティキュラータ・ワイト)、計12種類の植物エキスをブレンドした複合素材でHGF(肝細胞増殖因子)誘導因子の活性を確認している「ディライトアップ」など差別化できる素材をラインアップしており、こうしたオリジナル素材を用いたOEM提案も特徴の一つです。

―社長就任おめでとうございます。抱負をお願いします。

蜷川 当社は、健食受託製造企業として製造面において、小ロット多品種などの顧客ニーズにも対応しています。しかし、こうした取り組みは他の受託製造企業でも対応でき、価格競争になりがちです。今後はこうした従来からの取り組みに加え、錠剤、粉末、顆粒といった当社主力の製剤について強化していきます。近年、受注・生産依頼が増えている顆粒スティックについては、造粒機や包装機を増設し、製造キャパを拡大しました。「ディライトアップ」など差別化素材を用いたOEM提案や独自原料の開発に加え、製造の部分においても当社の特徴を見いだし、競合他社との差別化につなげていければと思います。

―ありがとうございました。