80年の歴史と実績で高精度のCBD分析/アンレスコジャパン

2025年2月18日

公平性の担保などを証明するISO17025取得

アンレスコジャパン(東京都中央区、☎03-6427-1829)は、80年上の歴史を持つ米国の第三者検査機関・アンレスコラボラトリーズの日本支社として、高精度のカンナビノイド分析サービスを提供する。

同社は、昨年12月より施行された新しい法規制に準拠した分析方法を可能とし、厚生労働省指定検査機関として登録されている。LC-MS/MSの分析方法で、油脂・粉末10ppm、水溶液0.1ppm、その他1ppmのTHC残留上限値に対応した検査が可能。豊富な経験によりあらゆるCBD(原料および最終製品)の分析を受託することができる。

カンナビノイド分析は、抽出・分離・検出の3つのステップで実施され、分析機器の性能だけでなく、検査機関のノウハウが検査の精度の高さのカギとなる。特に抽出・分離の工程に、80年で培ったノウハウが活かされているという。抽出では、検体の均質化や溶媒を用いて、不溶成分や妨害物質を除去。また、個々のカンナビノイドを保持時間で分離することで正しいカンナビノイドを同定できる。

さらには第三者検査機関としての公平性の担保などを証明するISO17025を取得している点も強み。独立した機関として特定企業と関わりを持たないスタイルが顧客との信頼の構築に繋がっている。このほか、DEA(米国麻薬取締局)登録検査機関やFDA LAAF認定検査機関など多くの認証を取得。 

現在は米国本社での分析を行っており、年内にも国内での分析サービスが開始できるよう整備を進めている。

日本エリア責任者の神津大地氏は、「新たな規制にはまだ不明瞭な部分や課題が多く残されています。分析における具体的な実情を把握する検査機関の立場から、厚生労働省へ提言し、より健全な市場の構築に貢献していきたい」と話している。

 

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