ユーグレナ由来唯一の機能性表示対応原料

2021年6月24日

ユーグレナ由来唯一の機能性表示対応原料「パラミロンEOD-1株」/神鋼環境ソリューション


 神鋼環境ソリューション(神戸市中央区)では、ユーグレナ原料で唯一の機能性表示食品対応の独自株「EOD-1株」の原料供給を行っている。

 今年3月に、子会社であるミカレア(神戸市中央区)より、ユーグレナグラシリスEOD-1株由来パラミロンを機能性関与成分として、「日常の一時的な精神的・身体的疲労感を軽減する」の表示で機能性表示食品の届出が受理され、今月10日に、機能性表示食品のサプリメント「ミカレアのパラミロン」がリニューアル発売された。同品は、1袋(カプセル16粒)×4袋入っており、一日の摂取目安量は2粒。通販サイトにて購入できる。

     「ミカレアのパラミロン」

 また、5月には50~64才の健常な女性20人を対象に、EOD-1株由来パラミロンを4週間摂取するヒト試験にて、「不安疲労」の軽減と睡眠の質の向上が示唆された。「不安疲労」とは、精神的疲労感の新しいタイプの疲労で、コロナ禍で顕在化し、現在では社会課題の一つとなっている。

 同社では、その他にもヒト試験において唾液中の免疫物質(s-IgA)の上昇、動物試験にて血糖値上昇抑制や血中LDLコレステロールや腹腔内脂肪重量の低下なども確認。さらに昨年11月には、精神的疲労感の軽減や血中の抗酸化力の上昇なども確認。これらは国際科学雑誌「Nutrients」に掲載されている。

「EOD-1株」は、特許技術による独自の培養方法にて、ユーグレナだけが持つ栄養成分「パラミロン」(β‐グルカンの一種)を70%以上含有している。また、光合成をさせないことで金色の粉末になっていることも特徴の一つである。

パラミロンは、腸管で吸収されず腸管粘膜のセンサー(腸ツボ)に直接作用することで、免疫力の向上や不安疲労からの精神的疲労感の軽減に寄与すると推測されている。 同社では、腸ツボを刺激する「元気スイッチ」として、今後もパラミロンの認知度向上に向けた普及活動を積極的に取り組んでいく方針だ。

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