関節ケアや抗肥満訴求の乳酸菌も

サンエフ（東京都新宿区、☎03-5332・5747）は、この度新たに各種乳酸菌原料の輸入販売を開始する。

　同社は韓国の乳酸菌メーカーであるLiscure（リスキュア）社より臨床試験によって異なる機能性を確認した生菌体「LB-P9」「LB-P12」「LB-P5」と、死菌体「LB-P23」を上市予定。

　「LB-P9」は、2022年に食品医薬品安全処により「毛髪の健康改善」が可能な乳酸菌として個別認定型原料許可を取得。また、韓国、アメリカ、カナダ、ヨーロッパ、オーストラリア、日本、中国、香港にて特許も取得している。

ヒト試験では、毛髪の健康の核心評価指数であるツヤ・弾力・満足度すべてにおいて、統計的有意性が確認された。このほか、脱毛誘導群と比較し、約50%以上の毛髪成長誘導及び医薬品に比べて優れた効能や、毛包幹細胞の分化・成長に関わる主なマーカーであるβ-カテニンの増加、成長期毛包生成誘導・増加などが確認され、今後毛髪の成長と毛包幹細胞の活性作用のある乳酸菌として提案していく方針だ。

「LB-P12」は、関節の健康改善に効果があるとして、現在食品医薬品安全処の許可を申請中。研究では、骨関節炎症緩和によるむくみの改善や、軟骨組織と骨損傷の抑制、関節炎指数の改善などが確認されている。

「LB-P5」、「LB-P23」は、抗肥満、抗糖尿病に効果があるとして現在研究を進めている。既存の抗肥満素材と比較して脂肪の熱産生を促進する作用を持っているほか、コレステロールや中性脂肪などにも効果があり、代謝疾患の改善も期待されている。また生菌と死菌の異なる菌種を取り揃えていることで、汎用性の高い素材となっている。

リスキュア社の乳酸菌は、生菌、死菌問わず安定性に優れており、エビデンスも豊富であることが強み。今後は秋頃の本格提案開始に向けて販促活動を行っていくほか、そのほかの乳酸菌に関しても採用を検討していく方針だ。

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