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芽胞を作らない納豆菌で製造面の課題解消/池田糖化工業
2025年5月15日
睡眠の質で機能性表示にも対応、今後はストレス軽減も視野に
池田糖化工業(広島県福山市、☏084-921-3141)では、機能性表示食品対応素材である「QOL納豆菌」を取り扱っている。
同品の大きな特徴は、殺菌された死菌体であることから、芽胞を作ることがないため、製造ラインの汚染の心配がなく、これまで納豆菌にとってネックとなっていた製造面で課題が解消された非常に使いやすい原料となっている点だ。
機能性表示食品においては、「睡眠の質(起床時の眠気)を改善する」の表示で機能性表示食品の届出受理の実績があり、プリズマ声明2020に対応済み。現在は、4月より始まった新書式への対応を順次進めている。また、最近はストレス軽減に関する動物試験にて有意差が認められ、ヒト臨床試験も実施済み。現在は論文を作成中であり、今年中の機能性表示食品の申請を目指しており、これが受理されると〝睡眠〟と〝ストレス〟のダブルヘルスクレームが実現する。
このストレス軽減作用により、猫などペットの毛並みが改善することも確認。ペット向け製品の問い合わせも増えており、同社ではペット向けの提案にも力を入れている。

「QOL納豆菌」は、納豆特有の味がほとんどないことから製品の風味を邪魔しないことも強みとなっており、近年増えている乳酸菌や酪酸菌など複数の菌の組み合わせにも利用しやすい。1g当たり1000億個の納豆菌を含有しているため、少量配合でも多くの菌数を摂取できる。
同社では、その他にもジンジャーエキスや、亜麻仁油、DHA、紅花油といった脂肪酸素材などもラインアップしており、今後もエビデンスを重視し、QOL納豆菌やジンジャーエキスの臨床試験など積極的に研究を進めていく方針だ。
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