スピルリナ、約50年の実績で差別化/DIC
2025年6月19日
持続可能な「スマート農業」にも注力
DIC(東京都中央区)は、微細藻類・スピルリナについて約50年にわたる研究開発および製造販売の実績を持ち、確かな品質と安全性が国内外で高い評価を獲得してきた。

同社の「DICスピルリナ」は、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、脂肪酸、カロテノイドなど50種以上の健康・栄養成分を含み、なおかつ消化吸収率が95%以上(動物試験)と非常に高いことが特徴
製造にあたっては、米国・カリフォルニア州および中国・海南島の製造拠点で外部への排水ゼロを実現するなど、地球環境への配慮を徹底。今年3月には、カリフォルニア州の製造拠点にAIを用いた生育判定やドローンによる工場解析、コストダウンと安全操業を両立するロボットなど、最新のテクノロジーを導入した新工場【写真】が稼働。持続可能な「スマート農業」の実現を目指していく。
スピルリナの機能性に関する研究にも継続して取り組んでおり、今年4月には東京科学大学、日本文理大学、飼料メーカーのキョーリンとの共同研究で「住血吸虫症」と呼ばれる感染症の抑制効果を確認し、論文発表を行った。今後も食品機能に関する研究に留まらず、さまざまな領域においてスピルリナの有用性を探求していくとともに、その認知拡大にも取り組んでいく方針だ。
このほか、同社では藻由来DHAオイル「DHA ORIGINS」シリーズ(仏・ファーメンタルグ社製)の供給に注力。
DHAの規格値は58%および51%の2種類をラインアップしており、人工的な濃縮工程を経ずにDHAを高濃度で企画している点が特徴だ。
今後は、顧客のニーズに合わせて原料のラインアップを順次拡充していく考え。
↓↓↓ 購読(電子版・紙版)のお申込みは以下よりお願いします ↓↓↓