「ナノ型乳酸菌SNK」の新知見を論文発表/バイオ研

2025年7月25日

タンパク質吸収促進・骨代謝改善を示唆

「ナノ型乳酸菌」のパイオニアであるバイオ研(東京都港区)は、植物性ナノ型乳酸菌SNKを用いた試験で腸内でのタンパク質吸収促進を介した骨代謝の改善作用を確認し、海外の学術誌「インターナショナル・ジャーナル・オブ・モレキュラー・サイエンス」に論文を発表した。

同研究では、高齢マウスを対象にSNKもしくは他の殺菌体乳酸菌を摂取させたところ、SNK摂取群では小腸粘膜のGlaク質消化酵素・アミノペプチターゼN(APN)の活性が有意に向上したほか、血中の骨形成マーカーであるGla化オステオカルシンおよび骨吸収マーカーであるCTX‐1の数値が改善したことが分かった。

加齢によってAPNの活性が低下すると栄養吸収や全身の代謝に影響を与えるため、SNKを摂取することでタンパク質の消化吸収を向上させる効果が示唆された。

さらに、骨形成を促進し、骨吸収を抑制することで、骨代謝のバランスを調整する可能性も示唆されている。

SNKは「精神的ストレスの緩和」のヘルスクレームで機能性表示食品制度に対応するなど豊富なエビデンスを蓄積しているが、今後はタンパク質の吸収促進を介した健康効果についてもさらに検討していく方針だ。

同社では、乳酸菌・ビフィズス菌をはじめとしたプロバイオティクスやその有益な代謝物であるバイオジェニックスの受託開発についても数多くの実績を持ち、「顧客オリジナルの菌株開発」にも対応している。

有用な菌株の探索から最適な培養条件の検討、菌数測定、機能性の評価、臨床試験の計画まで長年の経験と高度な知識に基づいてワンストップでサポートできることが大きな強みとなっている。


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