店舗レポ/【台湾】天和鮮物 華山旗艦店
台湾最大規模のオーガニックスーパー
天和鮮物の歴史は、2003年に台湾海峡上の島嶼群である澎湖の沖合を漁業基地として水産物の生産を開始したことから始まる。創設者・劉天河氏は、自らのがんとの闘病経験を通して「皆が安心して食べられる健康な魚を飼育する」ため抗生物質や薬剤を使わずに魚が自然に育つ養殖にこだわり取り組みを進めてきた。
2008年には自社で養殖した水産物や、有機果物、野菜を販売するオーガニックスーパー・天和鮮物をオープン。現在台湾に2店舗を構えている。

今回訪れた華山旗艦店は台湾で最大規模のオーガニック専門店とも言われる。 台北市中正区の善導寺駅から徒歩2分程度の場所に位置し、営業時間は毎日朝10時~夜9時まで。
全長50mほどの細長い店内は入口を入るとすぐ右側がベーカリーになっている。パンに含まれる小麦や果物といった原材料の原産地を記した表が壁に飾られており、消費者が店員に気軽に質問できる雰囲気である。
店の奥は魚や野菜などの生鮮売り場があるほか、購入した商品の温めや飲食もできる「クッキングゾーン」が併設されている。健康食品を含むさまざまな商品は店中央の両側の壁沿いと、真ん中に平行に並んだ棚に並ぶ。米、茶、コーヒー、グラノーラ、調味料、菓子、酒、ジュースや、ペットフード、洗剤など充実した品揃えとなっている。

健康食品は横1m×縦2mほどの棚に並ぶが、商品数は20品弱とそれほど多くは無い。目立っていたのは同社が製造工程にこだわりを持つベニクスノキタケ関連商品で、PBの「複方草本B群」(30カプセルで650元)は、ビタミンB、ターメリックパウダー、冬虫夏草、ベニクスノキタケが配合されており「活力」を訴求していた。そのほか、酵素、乳酸菌、松の実製品など。日本製の商品は無かった。

店舗に健康本が飾られていたのも印象的であった。

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