独自技術コーティングビーズに問い合わせ増/陽進堂

2025年9月30日

9月より信和薬品から陽進堂へ社名変更

コーティングビーズ

 陽進堂(富山県富山市、☏076-465-7755)は、経口摂取後の溶出挙動をコントロールできる独自加工「コーティングビーズ」の提案を強化している。

 同社は陽進堂ホールディングスグループ各社の経営統合により今年9月1日から信和薬品から陽進堂へと吸収合併し、これまで培った独自技術、独自素材を生かし新たなスタートを切っている。

 同社の独自技術である「コーティングビーズ」は、2種類以上の顆粒混合物で機能成分の有効血中濃度をコントロールすることを目指した加工技術。溶出時間をコントロールでき、溶出挙動の異なる2種類以上のビーズを混合し、機能成分の特長に合わせて溶出させることで、体感性の向上を狙っている。溶出時間は腸に入ってから最大8時間までコントロールできる。それぞれ異なる色にすることができ、見た目としてもオリジナリティを出せる設計になっている。問い合わせも増加しており、5-ALAなどの比較的新しい材料を用いたビーズの開発も行っている。

 また、品質・安全面に関しては、健食GMPを取得済みで、同敷地内にグループ会社の医薬品製造工場もあることから医薬品製造レベルの品質管理・生産体制を整えている。品質検査においても高速液体クロマトグラフィ(HPLC)分析、溶出試験といったハイレベルの検査ができる。

 そのほか、同社では、独自原料として1gあたり1兆2000億個以上の高濃度乳酸菌「ラブレ」も取り扱っている。さまざまな機能性研究も積極的に進めており、現在は整腸に関する論文が採択され、機能性表示食品へ届出中。今年6月には「日本ガットフレイル会議認証」を取得。認証マークを製品に付与することが可能になった。

 9月26~28日に東京ビッグサイトで開催される「グッドライフフェア」にて日本ガットフレイル会議のブースにて出展。また、10月の食品開発展にも出展を予定している。


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