アガリクスKA21株、メンテック訴求を強化/東栄新薬

2025年10月1日

臨床試験で育毛・男性更年期の改善効果を確認

東栄新薬(東京都三鷹市)は、ブラジル産露地栽培アガリクスKA21株の機能性について34報もの海外論文を発表しており、圧倒的なエビデンスと確かな機能性が国内外で高い評価を獲得している。

ブラジルの肥沃な大地で露地栽培されたKA21株は、一般的なハウス栽培のアガリクスと比較してサイズが大きく、機能性成分のβ‐グルカンやビダミンDを多く含むこと、非常に高い抗酸化作用を示すことが特徴。

その機能性については、免疫賦活・抗腫瘍、抗肥満、肝機能改善、育毛、創傷治癒、抗真菌感染症、アスリートのQOL改善、ペット(犬・猫)への有効性など数多くの研究を積み重ねてきた。

中でも、最近では「メンテック」および「フェムテック」に関する研究に力を入れている。

至学館大学と共同で実施した臨床試験では、KA21株の男性更年期障害に対する有効性を確認。

同試験では、50才以上70才未満の男性24人にKA21株を900㎎/日、2か月間摂取させ、男性更年期障害の指標であるAMSスコアの変化を比較したところ、「不安感」「憂うつな気分」「性欲の低下」「性的能力の衰え」などの有意な改善が認められた。

さらに、「睡眠」および「早朝勃起(朝立ち)」が改善傾向を示したほか、EDや抜け毛の有意な改善効果も確認された。

一方の「フェムケア」については、美容や育毛、カンジダ菌の抑制作用などを確認しているが、最近ではショウジョウバエを用いた試験で加齢による卵巣の縮小および産卵数の低下を抑制する効果を確認した。今後はヒト試験で女性の更年期障害に対する有効性を検討していく方針だ。

なお、男性更年期および卵巣機能、ストレス性認知機能障害への有効性については、いずれも特許を出願している。

今後は、免疫機能に関する基礎研究をアップデートしていく予定だ。


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