「Ⅺ型コラーゲン」で機能性表示目指す/リナイス
2025年10月7日
Ⅺ型コラーゲンの抽出・定量化に関する特許も取得
リナイス(札幌市北区)は、北海道産サケ鼻軟骨から独自技術で非変性プロテオグリカンおよび非変性Ⅱ型コラーゲン・Ⅺ型コラーゲンを抽出した独自素材「SCPコンプレックス‐LS」を供給している。
同素材は、プロテオグリカンとコラーゲンをそれぞれ40%で規格したもの。コラーゲンについては、Ⅱ型およびⅪ型を8:2の割合で含有することが大きな特徴だ。
Ⅺ型コラーゲンの抽出および定量技術に関する特許を2本権利化している。近年の研究ではⅡ型コラーゲンとともに軟骨形成において重要な役割を担うことが示唆されている。
機能性表示食品制度では、プロテオグリカンを関与成分として「歩行時や階段昇降時の膝の違和感を和らげる」とのヘルスクレームで受理実績を持ち、現在は「PRISMA2020」に対応したSRを準備中。
同時に「非変性コラーゲン(Ⅱ型およびⅪ型)」を関与成分とした届出も行っており、早期の受理を目指す方針だ。
最近では、韓国、タイ、マレーシアなど海外からの引き合いも増えているほか、北米市場での展開を視野にSelf‐GRAS認証取得の準備も進めている。ハラルおよびコーシャ認証はすでに取得済みだ。
また、同社では北海道産サケのエラを由来とする「サケ由来エラスチン」を昨年秋に上市。粉末と液体の2種類をラインアップしており、サプリメントのほか飲料やゼリーなどへの配合も可能。
北海道産サケ由来のプロテオグリカンとエラスチンを組み合わせた処方での採用実績もあり、同社としても提案に一層注力していく方針だ。
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