ロート製薬と共同で藻類の開発強化へ/オーピーバイオ
久米島「藻類農園ファーモ」が始動
オーピーバイオファクトリー(沖縄県うるま市)は、乳酸菌、酵母、微細藻類など2万サンプル以上に及ぶ「生物資源ライブラリー」を構築し、健康食品や化粧品、医薬品、バイオエネルギーなどあらゆる領域での社会実装をサポートしている。

近年、新たな栄養源として注目を集めている微細藻類に関しては、約1000種類のサンプルを活用した「微細藻類バイオファウンドリサービス」を展開。顧客のニーズに応じて、有用な株の探索から機能性評価、最適な培養方法の検討、育種、スケールアップ、原料供給まで、ワンストップでのサポートに対応する。
微細藻類の高密度大量培養が可能なガラスチューブ式フォトバイオリアクター(英国・Varicon社製)【写真】の国内総代理店も務めており、最近では25リットルから培養が可能なラボスケール版の取り扱いを開始した。
自社原料では、人工培養が困難とされてきた微細藻類・パブロバの高密度大量培養に世界で初めて成功し、自社製品の販売およびBtoBの供給を行っている。
今年9月には、ロート製薬と資本業務提携締結を発表。ロート製薬では、グループ企業のロート・F・沖縄が久米島に日本初の「藻類農園ファーモ」を開設。藻類の生産および加工、さらには観光が一体となったビジネスを展開してきた。
今後は、同社の培養技術とロート製薬の製品開発力を組み合わせることで、微細藻類を由来とする新規機能性素材の開発や食品・化粧品・医薬品など幅広い領域での応用展開を目指していく。
また、同社ではプラズマを用いた微生物や藻類などの変異誘発技術「ARTP」を活用した変異育種サービスを開始。対象となる微生物や藻類にプラズマを照射し、DNA構造を破壊することでさまざまな特性を持つ変異株を安全かつ効率的に獲得することが可能になる。同社の生物資源ライブラリーと組み合わせることで、研究開発から産業利用まで幅広い応用が可能になるという。
↓↓↓ 購読(電子版・紙版)のお申込みは以下よりお願いします ↓↓↓
 
                                 
                                                                                             
                                                                                             
                                                                                             
                                                                                             
                                                                                             
                                                                                             
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                    