発酵黒マカ、オートファジー活性化で特許出願/光健
テストステロン産生量の増加も確認
(光健(東京都東大和市)は、独自素材「発酵黒マカエキス末」を用いた研究でオートファジーの活性化作用およびテストステロンの産生増加作用を確認。オートファジーの活性化作用については、このほど特許を出願した(特願2025-185125)。
オートファジーとは、細胞にストレスを与える可能性のある異常なタンパク質や損傷を受けた細胞小器官、病原体などの異物を分解・再利用することで、細胞の恒常性を維持するシステム。2016年には、東京工業大学の大道良典名誉教授がオートファジーのメカニズムや体内での役割を明らかにし、ノーベル医学・生理学賞を受賞したことで話題となった。
本研究では、発酵黒マカエキスがオートファジーに与える影響を細胞実験で検討。オートファジー活性の指標となるGFP/LC3/RFP-LC3比を解析したところ、発酵黒マカエキスを添加することでオートファジーの進行が有意に促進したことが確認された。
この結果から、発酵黒マカエキス末を摂取することで細胞のオートファジーが活性化し、健康増進やアンチエイジングに寄与する可能性が示唆された。
また本実験において副次的な研究成果として、男性ホルモンの代表であるテストステロンの産出量の増加が確認された。テストステロンは筋力や骨格の維持、活力、性機能、思考力などに関与することが知られている。一方、加齢やストレスなどによってテストステロンの分泌が低下すると、心身にさまざまな不調をきたす。近年はこうした不調が「男性更年期障害」として社会的にも認知されるようになった。
本研究では、マウス精巣由来のライディッヒ細胞に発酵黒マカエキスを添加して培養した結果、未添加の場合と比べて上清中のテストステロンが有意に増加。発酵黒マカエキス末を摂取することで、男性のテストステロン量を増やし、健康サポートに寄与する可能性が示唆された。
光健では、マカの原産地であるペルーのアンデス高地に日本企業で唯一となる自社工場を持ち、高品質な有機JASマカをはじめとした南米産のユニークな機能性食品素材を20年以上にわたって日本市場に供給してきた。
本研究に使用された発酵黒マカエキス末は、ミネラル酵母を触媒とした発酵液にマカを漬け込み、遠赤外線加熱で長時間発酵熟成させた同社の独自素材。発酵によってアミノ酸の含有量が約60%増加、亜鉛が約20倍に増加しているほか、抗酸化力が約3倍に高まっていることも分かっている。
同社では、「今後も発酵技術を活用した機能性素材の研究開発を推進し、科学的根拠に基づいた新たな健康価値の創出を目指してまいります。機能性食品素材としての活用や、健康分野への幅広い応用が期待されます」とコメントしている。
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