αオリゴ糖を活用した認知機能サポートを提案/シクロケム
「バクテロイデス菌増殖作用」がカギに
シクロケム(東京都中央区)は、環状オリゴ糖の一種・αオリゴ糖(α‐シクロデキストリン)のバクテロイデス菌増殖作用を介した認知症対策を提案している。
近年の研究では、アルツハイマー型認知症の患者と健常者の腸内細菌叢を比較した結果、アルツハイマー型認知症の罹患者では日和見菌の一種であるバクテロイデス菌の量が有意に少ないことが判明。加えて、海外の学術誌「セル・メタボリズム」に掲載された論文では、バクテロイデス菌が産生するリゾレシチンが血中に吸収され、GPR119と呼ばれる受容体を活性化することで、アミロイドβが脳内に蓄積することで発生するフェロトーシス(鉄と脂質過酸化が関与する細胞死)を抑制するという作用機序が示された。
これらの研究成果から、認知症の予防や進行抑制においては「腸内のバクテロイデス菌をいかに増やすか」が重要な鍵になると考えられる。
一方、αオリゴ糖は他の水溶性食物繊維と比較して、優れたバクテロイデス菌の増殖作用を有することが分かっており、同社ではαオリゴ糖の摂取による認知症予防の可能性に着目し、研究を強化してきた。
さらに、経口摂取されたαオリゴ糖はバクテロイデス菌などの腸内細菌によって短鎖脂肪酸の酪酸に分解され、酪酸が腸管上皮細胞のエネルギー源として消費されることで腸内の酸素濃度を低下させ、バクテロイデス菌や一部の乳酸菌、ビフィズス菌といった偏性嫌気性の善玉菌に優位な環境を整える効果もある。
同社の寺尾啓二社長は「αオリゴ糖を摂取することでバクテロイデス菌を増加させるとともに、腸内を善玉菌優位な環境に整え、さらに善玉菌を増殖させるという好循環が期待できる。近年は『腸脳相関』に関する研究が注目される中、こうした作用機序を啓もうし、αオリゴ糖を活用した認知症対策を訴えていきたい」と意気込んでいる。
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