「FUJIMIプロポリスミュージアム」開館/富士見養蜂園

2026年3月18日

日本初のプロポリスに特化した展示館、入場無料

富士見養蜂園(埼玉県志木市)は、日本初(※同社調べ)となるプロポリスに特化した展示館「FUJIMI プロポリスミュージアム」を2月23日(富士見養蜂園の日)にオープンした。ミュージアムでは、創業60年を超える老舗プロポリス専業メーカーの同社が培ってきた知見や技術をもとに、プロポリスの定義や歴史、機能性に関する研究、世界各国の製品などを貴重な資料を交えて紹介。事前に予約をすれば誰でも無料で見学することが可能だ。館長を務める富士見養蜂園の角田陽介社長にミュージアムの見どころやプロポリスに懸ける想いを聞いた。

ミュージアムの詳細・見学の予約案内などはこちら

60年以上にわたって蜂産品事業に注力

1964年(昭和39年)創業の富士見養蜂園は、日本におけるプロポリスのパイオニア的企業の一社として長年にわたる製造販売および研究開発に取り組んできた。

創業者の角田汎造氏(2021年逝去)は、元プロボクサーという異色の経歴を持ち、現役時代に過酷な減量で低下した体力を回復するためにハチミツを利用したことが蜂産品事業を始めるきっかけになったという。

創業以来、汎造氏はプロポリスの機能性をさらに向上させる方法を模索し続け、世界初となる超臨界抽出技術でプロポリスの有用成分を引き出した独自素材「超臨界抽出プロポリス」の開発に成功。1991年には特許を取得した(特許第2114322号)。

2010年には、水と圧力だけでプロポリスに含まれる有効成分と丸ごと含有する独自素材「ホールフーズオーガニックプロポリス」を上市。「オンリーワン」の技術力が現在も国内外で高い評価を獲得している。

プロポリスのネットワークを世界に拡大

2021年に就任した現社長の角田陽介氏は、プロポリスの普及啓もうに心血を注いだ汎造氏の遺志を引き継ぎ、新生・富士見養蜂園の事業発展に尽力してきた。

グリーンプロポリスの一大生産地であるブラジル・ミナスジェライス州の養蜂場や養蜂や蜂産品に関する研究の最高学府・中国福建農林大学蜂学部、中国農業科学研究院蜜蜂研究所といった世界の生産者や研究機関ともネットワークを構築。昨年はナガセヴィータ(旧林原)からプロポリス事業を承継するなど、着実に事業規模を広げている。

最近では、中国の蜂産品大手・山東豊采健康産業と代理店契約を締結。新たにローヤルゼリーとハチミツの原料供給をスタートし、蜂産品のラインアップを拡充した。

自社工場の改修や液体クロマトグラフィー、湿式粉砕分散装置といった機材の導入などハード面の強化にも注力。現在はGMP認証取得の準備も進めており、品質・安全性のさらなる向上にも取り組んでいく方針だ。

角田社長「交流や情報交換の場となることに期待」

角田社長は「近年、プロポリスの市場は頭打ちにあると言われていますが、再び拡大に転じるためには若年層を含めた幅広い世代にプロポリスの認知を拡大すること、国内だけでなく、海外市場にも販路を広げていくことが重要だと考えています」と話す。

「プロポリスを知らない方々に、その魅力をどう伝えるかという課題に向き合う中で、SNSを活用した情報発信だけでなく、プロポリスの魅力を実際に体験していただきたい、という着想からミュージアムの開設に至りました。地元・志木市の皆様との交流の場として、また、健康食品業界の皆様との情報交換の場として、多くの方々にお越しいただけたら嬉しく思います」(角田社長)。

ミュージアムには、プロポリスの原塊が形成されたミツバチの巣箱や養蜂器具、世界各国のプロポリス製品や書籍など、同社が所蔵する貴重な資料が数多く展示されており、プロポリスに詳しい業界関係者にとっても興味深い内容となっている。

ミュージアム内部は、青空が描かれた天井と木製の壁、緑の人工芝が敷きつめられ、小鳥のさえずりとミツバチの羽音のBGMが自然豊かな養蜂場の雰囲気を醸し出す。

展示スペースにはミーティングスペースが併設されており、見学後に商談や打ち合わせを行うことも可能だ。

1階の直売所では、プロポリス、ローヤルゼリー、ハチミツなどの蜂産品を特別価格で購入できるため、近隣のリピーターも多いという。

日本一のプロポリス専業メーカーを目指す

角田社長は「当社はまだまだ規模の小さい企業ですが、プロポリスに懸ける情熱だけは、誰にも負けないと自負しています」と意気込んでおり、プロポリスミュージアムにも角田社長の深い〝情熱〟が込められている。

「プロポリスという大きな可能性を秘めた素材で人々の健康増進に貢献すべく、今後も同じ価値観を持つ企業や研究者の皆様と協力し、世界にネットワークを広げていく所存です。そして、将来は『日本一のプロポリス専業メーカー』と言われるよう、精進して参ります」(角田社長)。

世界の市場に向けてプロポリスの魅力を発信し続ける富士見養蜂園の〝次の一手〟に注目だ。


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