健康食品業界向けの原料供給に向けて施設拡充へ/ (一財)日本きのこセンター

2026年4月10日

新品種の開発やオーダーメイドでの対応も可能

 (一財)日本きのこセンター(鳥取市古郡家 https://www.kinokonet.com)は国内外の企業や大学、公的機関からきのこの分類、栽培、育種、機能性成分に関する受託研究を行っており、今後、施設を拡充することで健康食品業界に向けて原料供給などの提案ができるようにする。

 同財団は、1947年に原木シイタケの普及を目的とした組織として設立後、1959年に品種開発を目的とした菌蕈研究所を設立。現在はきのこを専門とする分類学、育種学、栽培学、栄養学、分析化学等の各研究員が在籍しており、きのこのプロフェッショナルとして基礎から応用までの各種研究、原料供給、食育、講演など多方面で活動を行っている。そのため、きのこの受託研究や原料供給のほか、海外展開へのサポートも可能だ。

 最近の受託研究では、機能性成分の含有量向上や、機能性・医薬成分を含有する野生・栽培きのこの探索、鳥取県発のきのこ産業振興に寄与するきのこ栽培などを行っている。

 また、菌蕈研究所は、液体窒素保存施設に、1000種、1万株の菌株を保有しているため、顧客からの要望に対し柔軟な対応ができるほか、新品種の開発やオーダーメイドでの対応も可能だ。

 きのこ栽培は、丸太やオガ粉などの木質資源を活用して行われているため、森林資源を利用しながら陸や海の環境を守る循環型農林業と言われている。

 そのため、現在同財団では原木栽培に使用する資材の一部を生分解性プラスチックといった土に返る素材を用いた代替製品への切り替え研究や、きのこの収穫後に大量に出る廃菌床の活用研究など、地域の農林業団体や教育機関と連携し、持続可能な環境保全型・循環型きのこ栽培の実現を目指した研究開発に注力している。


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