三七人参サポニン高含有品の供給開始/ファーマテック

2021年4月19日

三七人参サポニン高含有品の供給開始/ファーマテック

男性機能向上の臨床データで差別化

ファーマテック(東京都中央区)はこのほど、三七人参(田七人参)サポニンの高含有素材「三七人参サポニン濃縮エキス末」の供給を開始した。輸入元の三和インターナショナル(横浜市中区)とともに、日本人成人男性の性機能維持および向上の臨床データで他社原料と差別化し、滋養強壮分野にアプローチしていく。

「三七人参サポニン濃縮エキス末」は、中国・雲南省にある玉薬生物製薬有限公司でサポニンの主要5成分合計67.5%以上で規格化したサポニン高含有素材。サポニン含量が高くなる3年以上栽培した三七人参の根と茎の付け根部分(根茎の中でも最もサポニン含有量が多い)にあたる●口(せんこう)のみを使用することでエキス中のサポニン含量を高めていることが特徴だ。

三七人参エキスによる男性性機能改善効果を検証したヒト試験(三和インターナショナルがオルトメディコに依頼)では、性機能の衰えを感じている健常な日本人成人男性44人を対象に12週間にわたるランダム化プラセボ対照二重盲検並行群間比較試験を実施。

その結果、三七人参エキス末として100㎎/日摂取した群はプラセボ群と比較し、IIEF(国際勃起機能スコア)や男性更年期障害の疑いの有無を評価するADAMを用いたアンケート調査において、性交満足感や勃起機能を中心とした男性性機能の自覚症状改善が確認された。

また、陰茎実測値や1週間あたりの射精回数の変化量の増加、血中PSA濃度が低下したことから、三七人参エキス末は男性性機能維持および向上が期待されるものであったと示唆された。

ファーマテックではこうした臨床結果をもとに、エビデンスのある滋養強壮素材として「三七人参サポニン濃縮エキス末」の提案を強化していく。

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