グミの摂取による心理状態の向上を確認/明治

2021年12月22日

青山学院大との共同研究で明らかに

明治(東京都中央区)は「一般社団法人日本官能評価学会2021年大会」において、グミの摂取によって快適感の有意な向上、交感神経系活動の持続的亢進などが確認された研究成果を発表した。

同社は青山学院大学との共同研究で、咀嚼運動様相(食品摂取時のあごなどの動き)が異なる食品3種類について摂取前後の生理・心理・行動計測を実施。研究では21~26歳の健常成人男性30名を対象に、ガム、グミ、ラムネ菓子の喫食および課題遂行に伴う気分や感情の変化を調査した。

その結果、VASによる計測ではグミ咀嚼時はガム咀嚼時と比較して「快適感」が有意に向上したことを確認。また、ガム摂取時は交感神経系活動が抑制される一方で、グミ摂取時は交感神経系活動の状態が維持されていることが明らかになり、グミ摂取による心理状態の向上や交感神経系活動の興奮促進が確認される結果となった。

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