認知機能で新素材を提案/日成共益

2022年1月6日
認知機能で新素材を提案/日成共益

「ツルレイシ マックビーエキス」を上市


 日成共益(東京都千代田区)は、マックビー(長崎県平戸市)が取り扱う長崎県の平戸つる草から抽出した機能性エキス「ツルレイシ マックビーエキス」をラインアップしている。

 マックビー社の創業者、長島氏に取材したところ、「ツルレイシ マックビーエキス」は、世界三大長寿地域として知られるエクアドルのビルカバンバ村でツルレイシ(ゴーヤ)の原種を見つけ、それに類似した種から品種改良した「平戸つる草」から抽出したエキスをナノ化した液体となっている。耐熱性にも優れており、ソフトカプセルやドリンク、パンやパスタといった一般加工食品などにも利用できるため、幅広い用途に適している。

ツルレイシ(ゴーヤ)の葉

アカデミアで豊富な機能性を確認

 マックビーでは、久留米大や徳島大などと積極的に機能性の研究を進めており、これまでにも認知機能や血糖値の調整作用、抗ストレス作用、多機能性の炎症性サイトカインの一つであるTNFαの抑制による抗炎症作用、インターロイキンの活性作用による免疫賦活作用など、トータルな機能性を確認している。含有されている60種の有効成分のうち、GABA属を豊富に含んでおり、現在は機能性表示食品への届出も進行中だ。

 認知機能の臨床研究では、要介護度1~5の認知症入所者男女43人を対象に0.5%ツルレイシエキス(McB)を含有した錠剤、液体サプリメントを1日2回投与、1年間継続提供し、1ヵ月ごとに要介護度を評価した効果、要介護度1~4の対照群で6人が改善し、悪化がなかったのは26人となった。また、長谷川式簡易知能評価スケール判定においても、要介護度4群において6人の評価が上昇。要介護度3群において10人、要介護度2群では7人、要介護度1群では8人の評価が上昇し、有意な認知機能の改善を確認した。

 また、同原料の特徴的な点としては、少量でも有効性が期待できる点だ。少量で済むことから、配合時に味や香り、色などを気にする必要がなく、さまざまな製品に利用できる。また、グルテンの吸収を防ぐ作用も確認されているため、小麦粉を利用した製品のヘルシーフード化にも適している。