メイプロ、バコパで機能性表示を視野に

2022年3月24日

eスポーツや子ども向け健食でも拡販へ

 メイプロインダストリーズ(東京都文京区)は、バコパモニエラ抽出物「バコマインド」を供給している。「記憶力」と「注意力」といった認知機能にアプローチした二つのヘルスクレームをうたうバコパ単体としては新規となる機能性表示食品の届出受理を目指すとともに、eスポーツや子ども向け健食など提案を強化している。

 インド・Natural Remedies社製の「バコマインド」は、常緑多年草のバコパモニエラから抽出した脳機能向けの素材。これまでにバコパとして最多の5件の臨床試験で同素材の有用性を確認しているほか、米国GRAS、ハラールやコーシャ、オーガニックなど各種認証取得、世界での販売実績などバコパのブランド素材として品質とエビデンス重視の顧客から支持されている。

 高齢の健常者98人を対象に12週間・1日300mgの「バコマインド」を摂取させた試験では、プラセボ群と比較して短期記憶力が24%、長期記憶力が22%向上するなどの結果を確認。また、ADHD症状の6~12歳の子供27人に6カ月間「バコマインド」を摂取させた試験では、落ち着きの無さや注意欠陥属性などの改善がみられた。

 こうした臨床データをもとにメイプロでは「バコマインド」の日本市場での提案を強化しており、海外の採用事例にならい、高齢者だけでなく若年層向けのアプローチなど拡販に努めている。

 なお、メイプロでは「健食原料・OEM展2022」に出展。企業プレゼンでは「米国サプリメント市場と新規特許原料/速報『NPEW2022』」をテーマに「バコマインド」の紹介も行う。

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