オレアビータの新知見/ニュートリション・アクト
2022年7月20日
ミトコンドリア病の診断マーカーであるGDF15の改善を確認
ニュートリション・アクト(東京都中央区)では有機オリーブ葉を原料とした「オレアビータ」を供給している。
オレアビータは細胞表面に存在する受容体TGR5を刺激することで、体内のエネルギー産生を担うミトコンドリアを増殖・活性化する機能性原料。体重・体脂肪の減少や筋肉量の維持・増強に効果が確認されている。
軽度肥満の日本人男性を対象に行った二重盲検試験では、筋肉量を維持しつつ有意な体重減少および体脂肪率の減少を確認した。
また、CTスキャンによる脂肪面積の評価では、オレアビータ摂取で内臓脂肪、皮下脂肪ともに面積の減少を確認。さらに、健常な男女を対象に行った二重盲検試験では、オレアビータを8週間摂取させたところ、軽い運動後の脂肪燃焼効率がプラセボ摂取群と比較して有意に高まることを確認した。
ダイエット効果として、同社では新たに、健常な男女44人を対象に行った試験で、12週間継続してオレアビータ摂取することで、プラセボ摂取群と比較して内臓脂肪面積の有意な減少を確認した。さらに、近年ミトコンドリア機能障害を反映し、ミトコンドリア病の診断マーカーとしても用いられているGDF15の改善傾向も確認された。
これらの豊富なエビデンスがあることから、同原料は、ミトコンドリア機能活性を軸に、ダイエットやスポーツニュートリション、抗ロコモなどの分野で活用されている。
様々な剤形で使用することができるため、今後も引き合いの増加が期待されている素材だ。