体性幹細胞活性化による様々なエビデンスを確認

ニュートリション・アクト（東京都中央区）が取り扱う「ヒフワンステム」は特徴的なメカニズムが注目されている美容素材だ。

　「ヒフワンステム」は北アフリカの固有品種のオリーブ葉から抽出されたエキス原料。通常、低酸素環境下で誘導される生体内タンパク質“ＨＩＦ-１（ヒフワン）”を摂取により誘導することで、体性幹細胞を活性化させるという独特のメカニズムも持つ。

　体性幹細胞は様々な組織細胞になる「他分化能」と「自己複製能」を併せ持ち、身体を作る様々な細胞の元になる。加齢に伴い細胞の機能が衰えるため、健康な細胞が減少し身体機能の衰えに繋がるが、低酸素の環境下では体内のＨＩＦ-１が増加し、体性幹細胞の維持、分化が促進される。

　蓄積してきたエビデンスから血流のアンチエイジング素材として注目され、その特徴を活かして美容やアンチエイジング、高齢者の健康維持に活用されている。

　これまでの研究では、造血幹細胞のＨＩＦ-１を増やすことによる赤血球への分化促進効果や、毛細血管の延長、更に正常な毛細血管の形成を促す働きなどが確認されている。また、皮膚のＨＩＦ‐１を増やし皮膚レベルで表皮幹細胞の分化誘導、維持を示唆するデータの他、ヒト試験で保湿・肌バリア機能、及び肌の明るさ改善も確認されている。

　これらの特徴的なメカニズムとエビデンスが国内外で注目され、今後新しい美容素材として採用拡大が期待される。