「睡眠」ビジネスで食品メーカーと協業/ナインアワーズ
カプセルホテル「ナインアワーズ」を運営するナインアワーズ（東京都千代田区）は、同社の独自の睡眠解析サービスと機能性表示食品を活用したサービスと研究を行っている。11月から森永乳業の機能性表示食品「睡眠改善」とコラボした睡眠解析サービス付き宿泊プラン企画、日清ヨークの機能性表示食品「ピルクル ミラクルケア」を使った宿泊者の睡眠に関するデータ収集および共同研究が行われる。
カプセルユニット内のセンサーで睡眠の質を判定
ナインアワーズが運営するカプセルホテル「9h（ナインアワーズ）」は、新しい一日に向けたリセットへとつながる3つの行為を時間に置き換え、1h（汗を洗い流す）＋7h（眠る）＋1h（身支度）と定義し、都市生活におけるカプセルホテルでの宿泊をイノベーションしている。
今回の食品メーカーとの企画の柱となるのが、ナインアワーズが提供している独自の睡眠解析サービス「9h sleep fitscan」。 360度体 を包み込むカプセルユニット内に設置された赤外線カメラ、集音マイク、体動センサーで 睡眠状態を測定し、睡眠時間や寝返り回数、心拍数や呼吸状態、寝顔画像から睡眠の質などを判定するサービス。
森永乳業と日清ヨークの取組は滞在者に承諾を受けた上で実施される。
進む 食品×サービス＝「睡眠の質改善」 施策
森永乳業は「9h sleep fitscan」で宿泊しながら機能性表示食品「睡眠改善」の機能を実感できる『睡眠状態比較レポートプラン』（大手町・赤坂スリープラボ・水道橋のみ）を12月1日（木）より期間限定で開始。本プランで2泊以上連泊の予約をした宿泊客に「睡眠改善」を提供する。
滞在中、1日目の就寝前は「睡眠改善」摂取なし、 2日目の就寝前は「睡眠改善」摂取ありで睡眠解析サービスを利用してもらい、「睡眠改善」摂取時とそうでない時の睡眠状態の比較データを、後日ナインアワーズより宿泊客に提供する。
日清ヨークはナインアワーズとの共同研究を11月28日(月)から開始する。「9h sleep fitscan」を使用し、「ピルクル ミラクルケア」を飲んだ宿泊客の睡眠データを取得。その分析結果を商品開発の基礎研究に活用していく
森永乳業の「睡眠改善」と日清ヨークの「ピルクル ミラクルケア」はどちらも販売から２～１カ月で計画販売量を突破しており、宿泊施設と共同で、「睡眠の改善」に資する機能のエビデンス蓄積および、消費者への情報発信を強化していく構えだ。
