QOL納豆菌、睡眠の質で機能性表示受理

2023年2月22日

ライン汚染なし・少量配合の扱いやすい納豆菌で注目

 池田糖化工業(広島県福山市、☏084-921-3141)では、機能性表示食品対応素材として「QOL納豆菌」「ジンジャーエキスパウダーE」などをラインアップしている。

 「QOL納豆菌」は、特許技術を用いてさまざまな納豆菌の中から芽胞菌を作らない納豆菌を選別し開発。

 今年1月には同品を機能性関与成分として「睡眠の質(起床時の眠気)を改善する」の表示で機能性表示食品の届出が受理された。

 同品は健康機能以外にも大きな特徴がある。通常、納豆菌は好気性菌で生存力の強く、製造時に製造ラインだけでなく工場全体に菌の汚染が広がる可能性があるため、扱えない受託工場も多い。一方、「QOL納豆菌」は、芽胞を作らず殺菌された死菌体であるため、製造ラインの汚染の心配がなく、ネックとなっていた製造面での不利がない非常に使いやすい原料となっている点だ。

 また、死菌体なのでサプリメント剤形だけでなく、加工食品にも対応できる。1000億/gの菌が含まれており、少量の配合でも効果が期待できるため、他の食材への影響も少ない。

 「ジンジャーエキスパウダーE」は、ショウガオールを2.0%以上で規格。ショウガオールを機能性関与成分として「末梢部位の皮膚表面温度を維持」の表示で機能性表示食品に対応している。そのほか、ショウガオール0.2%品の「ジンジャーエキスパウダーS」やロースト感のある「ジンジャーエキスパウダーH」、パラドール0.4~0.5%品の「発酵ジンジャーエキスパウダーS」、独自の乳化技術でナノ分散させ、透明度を高めた液状タイプ「ジンジャーエキスNE」といった別規格品も用意。

 そのほか、黒糖やサンゴカルシウムを植物性乳酸菌で発酵させ、Ca吸収促進作用がある発酵粉末「ミネラクト乳酸菌」なども取り扱っており、機能性表示食品に向け臨床試験を進めている。

 製造工場はFSSC22000を取得。海外向けの製品にも対応できる製造環境を持っている。顧客サポートの充実も図っており、機能性表示食品のSR作成や届出サポートなども相談可能だ。


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