「ローレッシュ」新ヘルスクレームで受理/常磐植物化学研究所

2023年2月24日

主力素材「ベネトロン」に次ぐ素材とするため提案強化

 常磐植物化学研究所(東京都中央区)ではゲッケイジュ葉抽出物「ローレッシュ(登録商標)」など、機能性表示食品制度に対応した素材を豊富に取り揃える。12素材による受理実績は200件を超え、新しいヘルスクレームによる届出も進められている。

 口腔ケア分野で提案を強化している「ローレッシュ」は同社のオリジナル素材。「ローレッシュ」を用いた臨床試験では、歯周病菌に対する抗菌作用や歯ぐきの炎症改善などが確認されている。機能性表示食品としては、これまでに「健常な女性の歯ぐきを丈夫で健康に保つ機能」の表示で届出が受理されている。最近では新たに「日常生活における口腔内の悪玉菌の一種であるT・forsythensisの存在比率の上昇を抑えることによって、健常な女性の歯ぐきを丈夫で健康に保つ機能」というヘルスクレームでも受理された。

T・forsythensisは三大歯周病菌の一つで、同じく三大歯周病菌の一つであるP・gingivalisの増殖にも関係するとされている。ヘルスクレームに菌の存在比率の上昇抑制を加えたことで、「ローレッシュ」の機能性をより明確に表示できるようになった。

同社担当者は「今後もエビデンスを蓄積していくと共に幅広い商品への採用を目指す」と話し、主力素材のラフマ葉抽出物「ベネトロン(登録商標)」に次ぐ素材とするため、ニーズが高まっている口腔ケア関連素材として積極的に提案していくという。

 また、同社は機能性表示食品対応素材の他にもヘルスケア素材を豊富に取り揃えており、のどケアの働きが期待される同社の和漢植物複合エキス「TW-KK」と組み合わせた処方が検討されるなど、様々な商品展開が期待されている。

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