新たに「分析済みマーク」発行/イルホープ

2023年3月8日

製品の付加価値として活用に期待

 イルホープ(東京都渋谷区)では、昨年末発行を開始した分析済みマーク「アンチ・ドーピング・アクション」の普及と認知度向上に向けた取り組みを進めている。

 ドーピング禁止物質の分析を行う同社では、これまでに健康食品メーカーのサプリメントを中心に数十社の製品の分析を行ってきた。昨年からは分析を実施済みであることを示すマークの発行を始め、導入が進められている。マークを取得した企業では自社HPの製品紹介ページでマークを掲載し、禁止物質の分析を実施済みであることをアピールしている。また、製品パッケージへの掲載も準備している企業もある。

 アンチ・ドーピング部門の責任者である小野創平氏は「マークを取得した企業では、製品パンフレットや展示会等で配布するチラシに掲載し製品の安全性をアピールしている。今後も製品の付加価値の一つとして活用してもらいたい」と話す。

 同社の分析サービスは、より正確な分析結果を得るために「LC-MS分析」と「添加確認試験」という2種類の分析を実施している。「LC-MS分析」はサプリメントなどに含まれる多様な成分からごく微量の成分を検出する際に用いられる分析方法。万能な一方で、結果の精度のブレが欠点とされている。そこで精度のブレを確認するために「添加確認試験」を導入。ここまでハイクオリティな分析ができるのも国内でも実績のある一般財団法人に分析を委託しているからだ。

 またアンチ・ドーピング認証と比較してコストを抑えられる点も注目されている。

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