大豆培養物で認知機能軽減作用を確認/ニチモウ

2023年3月29日

今後は独自の訴求点でアピール

ニチモウバイオティックス(東京都港区、☎03-6478-5051)は、独自開発素材・麹菌発酵大豆培養物「イムバランスエキス末」を用いた試験において、アデニン誘発認知機能障害モデルマウスにおける認知機能の低下を一定程度軽減することが確認されたと発表した。

同試験は、昨今の世界的な認知機能低下問題を背景に、ハーバード大学医学部の医療センターと共同で、認知機能障害モデルマウスにイムバランスエキス末を投与し、その抗神経炎症に関連するバイオマーカーや腸内微生物叢の変化などを調べた。

その結果、イムバランスエキス末は炎症・神経炎症を阻害し、エネルギー代謝を向上させ、神経発生を増やし、腸内微生物叢が変調することで認知機能を一定程度改善する可能性があることを示した。これらは、今後の認知機能低下の予防および進行を緩和することにおいて重要な知見であるとされた。

同社では、イムバランスの幹細胞増強作用、抗アレルギー作用のほかに慢性腎臓疾患への有効性も確認されており、今回は認知機能低下軽減の有効性が確認されたことから、今後健食素材で独自の訴求点をアプローチできるマルチな素材としてアピールしていくとした。


↓↓↓ 購読(電子版・紙版)のお申込みは以下よりお願いします ↓↓↓

ヘルスライフビジネス|株式会社ヘルスビジネスメディア (health-mag.co.jp)