日健栄協と協力し「特別用途食品」対象拡大に貢献/ニュートリー

2023年6月16日

ニュートリー(三重県四日市市)は栄養に特化した食品メーカーとして、医療機関・介護福祉施設を中心に栄養素補給食やえん下サポート食の提供を行っている。

 ニュートリーの商品は食の悩みに対応する「えん下をサポートする食品」「不足する栄養素を補給する食品」「経口摂取が難しい人に向けた流動食」の3つのカテゴリーに分けられる。

 えん下をサポートする食品では、特別用途食品「えん下困難者用食品」において最多品目を取得しており、「とろみ調整用食品」においては「ソフティア」シリーズを展開している。

 「ソフティアS」は、食材を選ばず同じ量で同程度の粘度に仕上がるため、食材によって添加量を変える必要がない。

また溶解性と分散性に優れた粒度に調整されておりダマになりにくい。お茶やオレンジジュース、牛乳といった種類の違う飲料でも同じ時間で粘度が発現し、食材の温度に関わらずほぼ一定の粘度を示すといった特長を持つ。

 「ソフティア トロメリンEX」は、少量で素早く粘度が発現するため、とろみのつきにくい飲料や、濃厚流動食に適したとろみ剤。

パーソナルユースに適した「ソフティアS」と比較し、少量添加のため、介護福祉施設などで提供される量の多い調理に用いられている。

 同社は日本健康・栄養食品協会(日健栄協)の特別用途食品部門「えん下困難者用食品 分科会」に参加しており、「えん下困難者食品」や「とろみ調整用食品」の許可取得製品数の増加にむけて尽力してきた。 その思いを商品に込めて、高齢者の「食べ続ける楽しみと栄養摂取」を支え続けている。