プロテオグリカンが筋肉の破壊を抑制/日本薬品

2023年8月28日

機能性表示食品の早期受理目指す

日本薬品(東京都中央区)は、サケ鼻軟骨由来プロテオグリカンおよび非変性Ⅱ型コラーゲン複合体「プロテオグリカンHG」を用いた臨床試験で新たに筋肉量を維持する作用を確認し、このほど機能性表示食品としての届出を行った。

同素材は「ひざ関節のサポート」および「肌弾力の維持」についてすでに多くの受理実績を積み重ねているが、「筋肉量の維持」とのトリプルヘルスクレームはまだ前例がないため、早期の届出受理を目指していく。

そのメカニズムについては、プロテオグリカンおよび非変性Ⅱ型コラーゲンが細胞外マトリックスとして筋肉を「破壊」する炎症反応を抑制し、筋肉量を維持することが明らかになっている。

筋肉の組織は「破壊」と「再生」のサイクルを繰り返しているが、加齢などによって「破壊」のスピードが「再生」を上回ると、筋肉量や筋力は減少する。

「運動・筋肉」の分野で広く利用されているプロテインやアミノ酸などのサプリメントは、運動と併用することで筋肉の「再生」を促進するが、「プロテオグリカンHG」は筋肉の「破壊」を抑制することから、寝たきりや病気などで運動ができない人にも有効だと考えられる。

実際に、病者を対象としたエビデンスの取得も目指しており、今後は介護の分野に向けても「プロテオグリカンHG」の提案を強化していくとともに、筋肉の「破壊」と「再生」のメカニズムの啓もうにも力を入れていく方針だ。


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