ペット食品への採用も増加/リコム

2023年10月10日

ニオイに対するエビデンス注目され活用の幅広がる

リコム(東京都豊島区)ではマッシュルーム抽出物「シャンピニオンエキス」やエノキタケ抽出物「キトグルカン」などキノコ由来の機能性素材を開発・供給する。

同社オリジナルの機能性素材「シャンピニオンエキス」は口臭や体臭、便臭といったニオイに対するエビデンスを持ち「これからマスク着用が減っていく中で、ニオイを気にする人からの需要が高まると期待している」営業管理部部長・高岩和好氏)と話す。

ウェルシュ菌などの腸内細菌によって産生される腸内腐敗産物のアンモニア、インドール、スカトール、硫化水素などを減少させる働きを持つ。機能性表示食品としては「腸内腐敗産物として知られているアンモニア、p-クレゾールを減らすことで、腸内環境を良好にする」というヘルスクレームで届出が受理されている。

ニオイに対する機能性が注目され、口臭対策や介護、さらに最近ではペット向け食品への採用も増加しているという。

 体脂肪分解促進、体脂肪(特に内臓脂肪)減少作用などの働きが確認されているエノキタケ抽出物「キトグルカン」は「肥満気味な方の、内臓脂肪・体重・BMIを減少させる機能」というヘルスクレームで受理実績があり、ダイエット訴求の製品向けで需要は堅調だ。

 近年は原料の高騰が目立つ中、同社では価格を変更せずに提供し安定した供給体制構築に努めている。また、最近では自社のHPをリニューアルし、シャンピニオンエキス、キトグルカンの特徴や機能性を分かりやすく解説することで問い合わせも増えている。


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