「ネット上の悪評消し」専門家・辻正浩氏に聞く

2023年10月19日

「 法令違反やコンプライアンス違反などの不祥事によって企業や個人に関するネット上での報道、そして悪評や誹謗中傷は見ない日はないほど当たり前のようになっている。社会的制裁と見れば当然とも言えるが当事者は目立ちたくはないというのが本音だろう。健康食品業界も例外ではなく、法令違反の企業や問題を起こした個人から見たら、いつまでも悪い情報をネットで閲覧されたら、ビジネスに響くと思わずにいられない。そこで昨今、イメージ悪化を防ぐために多くの企業が行っているとされるのが、「逆SEO対策」である。すなわちグーグルやヤフーなどの検索エンジンにできるだけ、都合の悪い情報が上がらないよう検索順位を下げる施策である。しかし、問題点や課題もある。そこで今回、SEOの専門家としてネット業界で知らない人はいないと言われる辻正浩氏(株式会社so・la代表取締役)に逆SEOをめぐる事情や考え方、そして企業に望むことなどを聞いた。(リード文)

健康食品の業界では法令違反をはじめ、さまざまな問題が昔から多いため、ネット上は具体的企業名、さらには個人の名前も検索され、閲覧されることが多々あります。そのために都合の悪い情報が上がらないための逆SEO対策を行う企業は多いと聞きました。

 企業に逆SEO対策をさせてしまっている背景の一つが、逆SEOを手伝う業者の存在があります。ネットで悪い情報が載ったり、炎上してしまうと当事者に対して、逆SEO対策ができると掲げ、営業電話をかけてくると聞いてます。「ネット上の悪評を消す」という謳い文句ですので悪評が載ってしまった当事者の中にはそういう誘い文句に乗ってしまうこともあります。こういう営業電話をかけるような業者はどちらかと言うと悪質ですね。但し、ネット業界で比較的知られたような信用のある業者でも逆SEO対策事業をやっているケースもあるのですが、技術的には各社違いがあります。

・・・・・・・記事全文は「ヘルスライフビジネス」(電子版・紙版)10月15日号に掲載しました。

ヘルスライフビジネス|株式会社ヘルスビジネスメディア (health-mag.co.jp)

関連記事