微生物の培養受託、ハラール対応に向け準備/池田糖化工業

2023年11月10日

幅広い微生物の培養実績を持ち、最終製品化までサポート

 池田糖化工業(広島県福山市、☏084-921-3141)では、乳酸菌やビフィズス菌、麹菌など幅広い素材の受託培養サービスを行っている。

 同社では、現在ハラール対応に向けた準備を進めている。培養に関しては、好気性、嫌気性を問わずさまざまな微生物の培養実績があり、芽胞菌に関しても条件次第では相談が可能だ。

 同社の主要工場の一つである箕島工場敷地内に培養工場があり、昨年7月にFSSC22000の認証を取得。ISO9001やISO14001も取得済み。工程管理に関しても重要であるとの考えから細かい品質チェックを徹底し、厳格な品質管理のもと培養を行っている。ODMも請け負っており、分析機器や実験用機器を揃えたラボもあるため、培養プロセスを培地から構築し本生産に進めることが可能。

 培養タンクは、仕込み量最大8.5kL(総量10kL)から5kL(総量7.5kL)、700Ⅼ(総量1kL)、160Ⅼ(総量200Ⅼ)、21Ⅼ(総量30Ⅼ)最小3Ⅼのラボサイズまで顧客の要望に合わせて対応が可能。遠心分離装置や限外ろ過濃縮装置、凍結乾燥装置などを設置しており、スプレードライに関しても自社の別工場で行う事が可能。また、造粒加工や最終製品化までグループ会社内で全て対応できる。

 同社では、ソースなど調味料や主食、スープなど中食・外食向け製品の開発を行っているため、最終製品化に関する味作りからサポートができる。また、発酵、乾燥、調味など各工程に合わせて経験豊富な専門スタッフがおり、顧客の多様な相談に応えられる体制が整っていることも大きな特徴だ。

 受託培養事業のほかにも、皮膚表面温度維持効果で機能性表示食品にも対応するジンジャーエキスや、睡眠の質改善効果が期待でき芽胞を作らず製造ラインの汚染がないQOL納豆菌、独自技術でエラグ酸の水分散性を向上させたザクロエキスパウダーといった独自原料もラインアップしている。


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