慢性腎臓病進行抑制作用で乳酸菌問合せ増/ニチニチ製薬

2024年2月7日

乳酸菌「LFK」はがん転移抑制効果の特許

 ニチニチ製薬(三重県伊賀市、☏0595-48-0201)では、独自技術で加熱処理したヒト由来のフェカリス菌原料「FK-23」や「LFK」を取り扱っている。

 「FK-23」と「LFK」は、球状で小さく1g当たりの乳酸菌数を約4兆個まで濃縮。加熱処理した死菌体のため、サプリメントから一般加工食品まで幅広い用途にて活用できる。

 これまで数多くの研究を行っており、近年では、大阪公立大学と京都府立大学との共同研究で、「FK―23」と「LFK」の慢性腎臓病進行抑制効果を確認。2022年10月に特許を取得した。慢性腎臓病モデルラットを通常食、FK-23食、LFK食を投与する3群に分け、発症の2週間前からそれぞれのエサを自由に摂食させ、発症の8週間後に腎臓を解析した結果、FK-23摂取群、LFK摂取群はいずれも通常食群に比べ腎臓組織の繊維化が顕著に少ないことが分かった。さらに線維化の原因になる線維芽細胞(α-SMA陽性細胞)の出現も顕著に抑え、線維化の指標となる複数のタンパク質も有意に抑制し、血中BUNやクレアチニンに関してもFK-23群、LFK群ともに有意に上昇が抑えられていたことを確認した。

 「FK-23」は、これまでにも抗腫瘍効果や感染防御効果、毒性軽減効果、白血球減少抑制効果にて特許取得実績を持っている。

 一方、「LFK」は、東京大学大学院農学生命科学研究科日下部守昭特任教授との共同研究で、マウスをLFK摂取群と生理食塩水を摂取する対照群の2群に分け連日経口投与を実施。LFK投与3日目に乳がん細胞を静脈内に接種し、乳がん細胞接種7日目に肺の腫瘍コロニーを観察した結果、対照群では全体にがんの転移巣が見られコロニーサイズも大きかったのに対し、LFK群では、がんの生着がほとんど見られなかった。また、転移しやすいがんとして知られるメラノーマを用いた試験ではLFKの水溶性成分を投与したところ、こちらも同様の効果が確認された。この研究による「LFK」のがん転移抑制効果を東京大学と共同で出願し、こちらも2022年10月に特許を取得している。


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