CBDの自主ガイドラインを策定/全国大麻商工業協議会
製品表示の統一指針や成分検査や保管環境なども記載
(一社)全国大麻商工業協議会は4月23日付で、「カンナビノイド含有食品に関するガイドライン」を策定・発表した。
同ガイドラインは、CBD、CBG、CBNを含むカンナビノイドに関する自主ガイドラインとなっており、法規制や安全性など複雑になりがちな情報を整理し、業界の適正化と消費者保護を目指してまとめた内容となっている。関連製品に係る関係事業者による倫理的な製造・販売活動を支援し、持続可能な市場形成に貢献するため策定された。
主な内容としては、
■製品表示の標準化(カンナビノイド含有量、由来原料、摂取目安の明記など)
■製品の安全性確保(THC非含有証明、重金属・農薬検査、第三者試験の推奨など)
■広告・表示ルール(薬機法・景表法に基づく表現制限、公序良俗への配慮)
■販売における年齢・用途制限(未成年者への販売基準、妊娠中・運転時の使用注意など)
■保管・流通上の留意点(適切な温湿度管理、リコール体制の整備など)
■法令遵守と行政協調(厚労省・消費者庁との連携、ガイドラインの継続的見直し)
の項目が記載されている。
カンナビノイドのカンナビノイドの食品表示に関する統一指針を挙げており、カンナビノイド成分の含有量の表示に関しては、「成分分析試験の結果と表示値の乖離を一定範囲内(±10%以内)に抑えること」と明記。安全性評価と品質管理においては、ISO認定など信頼性の高い検査機関での試験を推奨し、最終製品の出荷前検査でもTHCが含有していないか検査することなどを記載している。また、製品の適切な保管環境や密閉・防湿対策などに関しても推奨内容を記載し注意を促している。
同協議会では今後の法制度や科学的知見の変化に応じてガイドラインを定期的にアップデートしていくとし、啓発活動なども継続していく方針だ。
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