米国子会社がスピルリナの培養工場を新設/DIC
2025年5月19日
「持続可能なスマート農業」実現へ
DIC(東京都中央区)は、食用藻類・スピルリナの生産拠点である米国子会社のアースライズ・ニュートリショナル社の新工場が今年3月に稼働したことを発表した。

新工場では「持続可能なスマート農業」の実現を目標に掲げ、42万㎡に及ぶ培養工場を一元管理する監視制御システムやAIによる藻類生育状況判定システム、「工場排水ゼロ」と「高品質」を同時に実現する使用水制御・管理システムなど、最新のテクノロジーを導入。同工場で生産される製品は世界で最も厳しいといわれる米国カリフォルニア州の食品規制に準拠しており、FSSC22000やエシカル認証のSMETAなども取得している。
アースライズ・ニュートラル社では年間550トン(乾燥重量)ものスピルリナを生産しており、光合成に必要な精製CO2を年間1200トン以上外部から調達するなど、CO2削減にも貢献してきた。
DICグループでは、安全・高品質かつ持続可能な食糧資源として、今後もスピルリナをはじめとした食用藻類を世界に向けて展開していく構え。
↓↓↓ 購読(電子版・紙版)のお申込みは以下よりお願いします ↓↓↓