有胞子性乳酸菌・スポルスをフレイル対策に/セティ

2025年5月22日

 セティ(東京都千代田区)は、口腔環境改善や抗不安作用など豊富なエビデンスデータを持つ有胞子性乳酸菌「スポルス」をフレイル対策向けに提案する。

 スポルスは、芽胞(内生胞子)を形成することにより、胃酸や胆汁酸に耐え生きて腸まで届き、効果を発揮する特性を持つ。

 オーラルフレイル訴求のデータとしては、歯肉炎と診断された男女30人成人を対象とした試験で、スポルス摂取(3億cfu/日×3週間)による歯肉炎指数(GI)ならびに歯周ポケット検査時出血率(BOP)がプラセボ群比で有意に低下したことを確認している。

 精神・心理的フレイル訴求のデータでは、うつ病モデルラットにおける抗不安・抗うつ作用の研究がある。

 母子分離と慢性的な軽度のストレスを負荷したうつ病モデルラットにスポルスを6週間与えた試験では、対照群に比べてスポルス摂取群は不安・抑うつ様行動が有意に軽減。さらにセロトニンや短鎖脂肪酸、腸内フローラの改善も見られ、腸脳相関によってもたらされる可能性も示唆された。

 また、高齢者のフレイル対策として近年プロテイン製品が活用されることも多いが、スポルスはプロテインとの併用摂取による血漿中総遊離アミノ酸濃度【グラフ】ならびにBCAA濃度の有意な増加(吸収促進)ならびに下肢筋力指標改善が明らかとなっており、プロテイン製品への採用実績も重ねている。

 スポルスは耐酸性・耐熱性に優れており、サプリメントだけでなくグミや飴、粉末飲料などさまざまな剤型に配合しやすいことから、飲み込みやすさなども重要なポイントとなる高齢者向け商品に適している。

プロテインとの併用摂取による血漿中総遊離アミノ酸濃度 の変化

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