「日本一の液体・ゼリー分包ライン」目指す/大曽根商事
2025年8月12日
来秋には新工場稼働で製造キャパ倍増へ
大曽根商事 (埼玉県秩父市)では、液体分包・スティックゼリーについて15年以上の製造実績を持ち、「クレームゼロ」を実現する高度な技術力と日産10~15万包の生産能力、そしてコストメリットの高さを大きな強みとしている。
同社・秩父第一工場では、高性能の液体分包機3台をはじめ、緻密な温度調節が可能なジャケット付きタンク、バルク製造ロボット、UVレーザープリンタなど最新鋭の設備を導入しており、優れた品質・安全性と高い生産性を両立する。
製品開発においては、試作・検討を繰り返すことで「おいしさ」と「機能性」を徹底的に追求し、顧客満足度の高いサプリメントの提案が可能だ。
品質・安全性については、科学的な管理システムと専門の検査員による厳格なチェック体制を確立しており、シール不良や液漏れといったトラブルのない「クレームゼロ」の品質を実現している。
一昨年には、分包品や化粧箱に賞味期限、製造ロットを直接印字する「UVレーザープリンタ」を導入。インクリボンを使用しないため環境負荷が少なく、印字がクリアで視認性に優れるため、顧客からも喜ばれている。
UVの場合、印字がアルコールや洗剤などでは全く消えず、また人為的に消すこともできないため、賞味期限や製造ロットを改ざんされる心配がなく、医薬品の業界でも導入が一般化しつつある。
また、2026年の秋には、液体・ゼリー分包専用の新工場が稼働予定。製造キャパは最大30~40万包/日まで拡大する見通しだ。
同社の若尾東社長は「品質・安全性、生産能力、コストパフォーマンスのいずれも〝日本一〟と言われるような液体・ゼリー分包ラインを目指していきたい」と意気込みを語っている。
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