骨粗しょう症患者や高齢者向けの提案も可能/IHM

2025年8月25日

ナノ型乳酸菌

IHM(東京都品川区、☎03-4221-2207)は、植物性ナノ型乳酸菌「SNK」とヒト由来のナノ型乳酸菌「nEF」の2種類の乳酸菌の販売に注力している。

「SNK」は、長野県木曽地方の伝統食である無塩の漬物「すんき漬け」由来の殺菌乳酸菌末。ラクチプランチバチルス・プランタラム菌で乳酸菌1gあたりに2兆個を規格している。

機能性表示食品対応素材としては「仕事や勉強などに伴う一時的な精神的ストレスがかかる状況でのストレスを緩和する機能」で届出受理以降、抗ストレス素材として引き合いは好調。また、睡眠の質改善にまつわるデータも取得しており、睡眠訴求での引き合いも増えている。

最近では新たにマウス試験によってSNK摂取による、小腸内のアミノペプチターゼの活性化を確認。このほか、CTX-1の減少および抑制、骨代謝が上がることも確認され、骨粗しょう症患者や高齢者向けでの提案も可能となった。

また、海外向けでは飲料を展開する中国の大手メーカーより大口の問い合わせがあるなど、今後もさらなる提案強化を図っていく。

「nEF」は、エンテロコッカス・フェカリスで乳酸菌1g当たりに5兆個を規格する加熱乳酸菌体である。

 機能性表示対応素材としては、「便秘気味の方の腸内の酪酸産生菌の割合を増加させることにより腸内環境を改善し、便通改善に役立つ」機能で豊富な受理実績を持つ。

 このほか、マウス試験では発毛促進効果や、毛髪のキューティクルダメージ (リフトアップ) を改善する効果も確認され、今後は化粧品原料としての活用も期待される。

同社の乳酸菌は、加熱工程で生じる菌同士の結着を防ぐためにナノ化・分散処理(製法特許)を施しているため、体内に吸収されやすく、生体利用率が高いことを強みとしている。


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