【インタビュー】金秀バイオ・知念社長に聞く

2025年10月22日

「リポソームといえば金秀」と言われる存在に

金秀バイオ 代表取締役社長 知念三也氏

―新ブランド「沖縄」シリーズの動向は。

知念 「沖縄」シリーズは、主力の「沖縄フコイダン」を筆頭に「メイド・イン・オキナワ」の魅力を全面に打ち出したサプリメントとして国内のみならず海外でも高い評価を頂いています。

現在のラインアップに加え、今後も市場ニーズを探りながら新製品の開発にも取り組んでいく方針です。

また、製品づくりにおいて、品質・安全性の徹底した管理やDXを活用した業務改善や効率化にも積極的に取り組んでおり、お客様から信頼されるブランドに育てていきたいです。

 

―海外展開について。

知念 近年好調だったベトナムは、市場競争の激化などで上半期は受注数がやや鈍化しましたが、今後も成長が期待できる市場であることに変わりはありません。

現地のパートナー企業と緊密に連携しながら、市場トレンドに即した商品開発やプロモーション活動に取り組んでいきたいと考えています。

最近では、米国、香港、台湾などからの引き合いも増えています。特に、米国では海藻が新たなスーパーフードとして注目を集めていることから、当社の主力素材であるオキナワモズク由来フコイダンを広める大きなビジネスチャンスだと捉えています。

今月末には、米国最大の健食原料に関する展示会「サプライサイドウエスト2025」に出展し、フコイダンのほか、米国市場のトレンドを意識した新素材もご紹介する予定です。

このほか、インド、中東、南アフリカなど、新たな市場の開拓も目指しています。まだスタートしたばかりですが、現地でのマーケティングやパートナーの探索、レギュレーション対応など、着々と準備を進めているところです。

―今後の注力ポイントは。

知念 昨年、大型スプレードライヤーの導入が完了し、リポソーム化素材の製造キャパが大幅に向上しました。

自社製品「ナノリポ」シリーズ5製品(フコイダン、PQQ、秋ウコン、アガリクス、ビタミンC・B)の展開に力を入れておりますが、近頃はリポソーム化素材の原料供給やOEMに関するお問合せも増えています。

国内市場では海外産のリポソーム化素材が多く流通していますが、当社では国産のリポソーム化素材であることを差別化ポイントとし、新規原料の開発やOEMのご提案にも一層力を入れて参ります。同時に、学術機関との連携でリポソーム化素材の機能評価系の確立を目指しています。

「リポソームといえば、金秀バイオ」といわれるよう、自信を持って提案していきたいです。

―ありがとうございました。


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