スピルリナ由来フィコシアニンの提案強化/DIC
新規性の高い美容素材として差別化
微細藻類・スピルリナのリーディングカンパニーであるDIC(東京都中央区)では、新規性の高い美容素材としてスピルリナ由来フィコシアニン「フィコエル」の提案に力を入れている。
フィコシアニンは、天然の青色素として数多くの一般食品や飲料に利用されているが、優れた抗酸化作用や抗炎症作用を持つことも分かっており、同社ではフィコシアニンの健康効果についても長年研究を重ねてきた。

2020年にはフィコシアニンを関与成分とした機能性表示食品「フィコナ」【写真】が「肌の潤いを守る」とのヘルスクレームで届出受理されたことで注目を集め、昨年には「フィコエル」の名称で原料供給もスタートした。
鮮やかな青色と豊富なエビデンス、長年の供給実績に裏打ちされた品質・安全性が高く評価されているという。
機能性表示食品の届出に関する有効性・安全性などのデータも提供可能。今後は美容・アンチエイジングを訴求する製品向けに副素材としての提案にも力を入れていく。
このほか、同社では藻由来DHA「DHAオリジンズ」シリーズや「シーベリージュース」(シーバックソーンピューレ)などの新素材にも注力。
「DHA オリジンズ」シリーズは、藻由来DHAとしては業界最高レベルの58.0%以上で規格している通常品に加え、40%品および17%粉末を新たにラインアップ。40%品はインファントフォーミュラに対応したグレードも扱っており、粉ミルクなど乳幼児向けの食品にも配合できる。
「シーベリージュース」は、チベット高原の標高3000mに達する厳しい環境で栽培された原料を使用。ビタミンCを200mg/100g以上で規格しているほか、他の地域で栽培されたものよりも豊富な栄養素を含むことも分かっている。ジュース以外のグレードに関しても取り扱いを検討しているという。
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