セブン-イレブン・ジャパンや経産省が登壇/太陽化学

2025年10月31日

「PHR」「ヘルステック」などをテーマにフォーラム開催

 太陽化学(東京都港区)は10月17日、都内でセブン‐イレブン・ジャパンを共催に迎え、「健康フォーラム2025」を開催した。

 「For The Future 日本初 食と健康のイノベーション」をテーマとした今回は、「クールジャパン」「グローバル」「PHR」ヘルステック」をキーワードに8人の登壇者が講演を行い、業界関連企業をはじめとする約160社350人が参加した。

 冒頭では、同社代表取締役社長の山崎長宣氏が登壇。開会の挨拶と共に「今後は国内外の美と健康をキーワードに様々な方々と共創し、健やかな生活を届けていきたい。そのためには、業界内の方々の協力はもちろん、業界を超えてのつながりを持つことが新しい発見や共創が生まれることにつながる」と今後の展望を語った。

 第一部では、経済産業省ヘルスケア産業課長の福田光紀氏が登壇。「PHRを活用した予防・健康づくりにかかる取組」をテーマに講演を行った。

 福田氏は医療機関や日常生活におけるPHR(パーソナルヘルスレコード)の活用事例を踏まえ、現在経産省が動きを進めているAMEDでの予防健康福利に係る研究開発事業のサポートについても紹介。ヘルスケアサービスの実用化に向けた動きも進めている。同省では今後、介護事業所、家庭内、外出時それぞれで得られるPHRが統合共有され、高齢者の生活の全体像や体調などの変化を介護、医療の両方が把握できる仕組みにしていきたいと期待を寄せた。

 また、セブン‐イレブン・ジャパン新規事業推進室総括マネジャーの杉浦克樹氏も登壇。同社では今年9月より新規事業推進室ヘルスケア推進部を発足。新たな参入領域として「予防・治療・介護・診断・終末期」を検討している。また、店頭では、健康を意識した体験に紐づく商品のレコメンドやクーポン配布、栄養素の可視化やレコメンド機能を実装し、再来店やクーポン交換の向上につなげていく方針だ。

 杉浦氏は「セブン‐イレブン・ジャパンは、いつの間にか健やかな毎日を送れるようなヘルスケアパートナーを目指し、今後もヘルスケアに力を入れていきます」と話した。

 このほか第二部でも「健康と食 ヘルステックの融合と異業種共創」をテーマに講演が行われた。


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