【インタビュー】米国バルケム・コーポレーション

2026年2月16日

MSMの世界トップサプライヤー/関節、美容などでの広がりに期待

 世界トップシェアのMSM原料「OptiMSM」を20年にわたって日本市場で展開しているCICフロンティア(東京都港区)。「膝の違和感軽減」のヘルスクレームで機能性表示対応素材として提案するほか、美容向け、さらには外用の商品などでも裾野が広がっている。同素材の製造元である米国バルケム・コーポレーション社R&D部門責任者のロドニー・ベンジャミン氏、アジア・中近東地域の営業統括のピーター・ウィスラー氏にMSMの最新動向などを聞いた。

―米国バルケム社について教えてください。

ピーター氏 当社は1967年に創業し、ヒト向けの各種健康素材や動物用飼料などを主に製造販売しています。米国ニュージャージー州に本社を構え、欧米やアジアなどに工場や拠点を持ち、従業員数は世界約1400人、2025年度の売上高は約10億ドルを見込んでいます。素材では、ビタミンK2、葉酸、コリン、キレートミネラルなどを取り扱っており、MSMについては2022年からバルケム社として製造販売しています。

―MSMの動向について。

ピーター氏 バルケム社の持つ世界の販売網を生かすことで、MSMの供給量も増えています。特にアジアで伸長しており、現在世界40カ国以上の国と地域で当社MSMが採用されています。また、企業規模の拡大により、研究面への投資も増えています。米国GRAS認証を受けている唯一のMSM原料であること、MSMに関して約250以上のデータを取得していることなどが顧客の信頼につながっているのではないかと考えます。

―どのような研究データが多いですか。

ロドニー氏 MSMの持つ抗酸化や抗炎症作用による関節痛の緩和、膝の可動域改善など関節向けの研究が中心です。運動後の筋肉リカバリーといったスポーツ向け、美容向けの研究データもそろえています。また、かつてはMSM6g/日摂取での研究が多かったのですが、最近では少量摂取(推奨量1~3g)でも関節や肌に効果があるといった研究も増えています。すでにCIC社が健常者を対象にMSM2g/日摂取での臨床データを日本で論文発表しています。日本市場で関節にアプローチした機能性表示食品対応素材として展開しています。

―今後の取り組みや日本市場に期待することは。 ロドニー氏 研究面では、MSMの経口摂取による加齢に伴う皮膚の老化抑制に関して、MSMの経皮での試験も視野に入れています。MSMは安定性にも優れており、米国市場では、Ⅱ型コラーゲン、コンドロイチン、ビオチンなど他素材との組み合わせで関節や美容向けに採用されるケースも少なくありません。日本市場でもMSMのこうした用途での広がりも期待しています。

ーありがとうございました。

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