「視機能改善」特許を保持/素材機能研究所
2022年7月19日
黒大豆種皮抽出物「クロマニン-10」
素材機能研究所(東京都千代田区、sozai-kinou.co.jp)は、黒大豆種皮抽出物「クロマニン‐10」を原料・OEM供給している。
同素材は、「視機能改善剤」として配合特許を取得している。
アントシアニン含量(シアニジン‐3‐グルコシドとして)を10%以上、プロアントシアニジン含量を75%以上で規格。同素材に含有するアントシアニンの90%を占めるシアニジン‐3‐グルコシドには、強い抗酸化力と目の血流を促す効果があり、経口摂取により目にしっかり届くため、他のアントシアニンと比べてより効果的とされている。
VTD事業者、且つ眼精疲労を訴える20歳から55歳までの男女32人を対象とした臨床試験では、「クロマニン‐10」を360㎎配合したサプリメントを4週間摂取した後、眼科医による診断及び問診を実施。その結果、①ピント調節機能②視力③目の疲れや目の乾きなどの自覚症状について有意な改善が見られた。
さらに、眼の疲れからくる瞼裂幅(上瞼と下瞼の幅)の狭まりに関して社内モニターによる負荷試験を行った結果、維持または改善の割合が高い結果となった。高齢者や学生に加え、目の美容としてクマの改善や瞼の開きを訴求する製品にも利用できる。
ソフトカプセルやハードカプセルのサプリメントに採用されており、国内だけでなく、台湾やマレーシア、香港などの東南アジアを中心に海外からの引き合いも高い。
今後も研究に努め、新たな健康作用を追求しエビデンスの取得に注力していく構えだ。