「ヒト由来乳酸菌」国内採用拡大/H&Wパートナーズ

2023年2月10日

70年に及ぶ研究により免疫賦活、腸内環境改善などの働きを確認

 ヘルスアンドウェルネスパートナーズ (東京都新宿区)ではヒト由来の乳酸菌「ナリネ乳酸菌」を取り扱う。数十年に渡り蓄積されたエビデンスや有効性から国内外で注目度が高まっている。

 ナリネ乳酸菌は1953年にアルメニアで発見されて以降研究が続けられてきた歴史を持つヒト由来の乳酸菌。旧ソ連下では、チェルノブイリ原発事故の被爆者の治療に用いられた際に腸内細菌叢の改善という顕著な成果を収めている。発見以降70年に渡り日本を含め世界中でその有用性が研究され、得られたエビデンスが共有されている。

 これまでの研究でインターフェロン産生誘発及びNK細胞活性、アレルギー症状の改善、新生児と乳児の腸内細菌叢におけるビフィズス菌の増加などを確認。蓄積されたエビデンスがナリネ乳酸菌の信頼性を高め採用に繋がっているという。

 健康食品から一般食品、化粧品など用途が幅広く、国内でも採用が増えている。また、畜産動物の免疫力や成長に対する働きも明らかになっていることから動物の飼料としての採用も期待される。同社では更なるエビデンス蓄積と認知度向上に向けた取組を進めている。

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